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つつじの里のカモシカ紹介


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 かおる会の皆さん、11期の江見です。
「おかざき自然体験の森」の整備作業ボランティア「きこりの会活動」の第2報を投稿します。
4月例会(平成27年4月11・26日)はつつじの里の整備作業を実施。
作業は常緑雑木の伐採・覆い繁った下草刈り等で、「つつじの里」に美しいつつじを繁茂させることです。
今回はニホンカモシカが我々の作業を見に出てきましたので、皆さんに見て戴きたく写真に納めました。
文献によりますとニホンカモシカは好奇心が強く、人間を見に来ることもあると言う。
小生のカメラに向かって、逃げることなくポーズをとってくれているのも納得です。
この光景は素敵な事? さに非ず、大変なことになっている証です。人が自然を荒して実のなる木々がなくなったから、獣が人里に下りて来るって言うような単純な話しではなく、獣たちが人里に出て来るのには色々な理由があるようです。岡崎でも里山にまで下りてくるようになりました。これは鹿がどんどん増殖し食糧で個体数が制限されているからであり、このまま鹿の増殖をほったらかしにすると、下層植生が食い尽くされてしまう。
ニホンカモシカは天然記念物に指定されていますが、岐阜県、長野県等は林業に対する食害防止のための駆除が進められているようです。
獣たちの暮らす豊な森を守っていくことも大事だけれど、同時に猟師さん達が元気で人里を獣たちから守っていくということ(自然界のバランスを保つ)は重要なことなのです。最近では猟師さん達の数が激減しており、何とかしないと大変なことになる・・・。
かおる会の皆さんはどうお考えでしょうか?
2015年5月5日    
11期 江見章臣    


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