工大同期八人会から画家誕生
その1
10期 緒方 正文
![]() 卒業後48年間、メンバー全員が夫婦揃って元気で、交流が続けていられるのは、最高に幸せな事だと、いつも話している。 メンバーは神奈川、奈良、和歌山、滋賀、岡山、香川、広島、福岡と各地に散らばっているが、その時に都合のよいものだけが自由に集まることにしている。 ![]() ここ数年は、メンバーのリーダー役の広島在住の「田村元」が、定年後から始めた絵画(主に油絵)が、所属する「光風会」や各地の絵画展で入選し、東京や広島の美術館に展示されたので、その都度お祝で集まっている。 ![]() 今回は、10月21日岡山県津山市の「しんわ展」に入選し展示された。 私は翌日福山でかおる会があり、丁度前日だったので、香川在住の岩ア忠平と一緒にお祝いに集まった。 ![]() 工大機械卒の技術屋が定年後画家を志し、本人の努力で(メンバーの応援も励みになったようで)遂に隠れていた才能が開花した。 メンバーは、田村以外芸術的才能はないが、素人感覚の遠慮のない批評が、彼を刺激し、最終目標の「日展」入選を目指して、現在創作に打ち込んでいる。 入選を重ねる度に画家の風格が出て来たので、我々グループでは「画伯」の愛称をつけた。 日展入選で評価が上がり、作品が高額で売れるようになれば、我が八人会は万々歳だと、メンバー仲間で冗談を言っている。 |