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かおる会 会員便り


「元気に春を迎えて」

6期  谷口 啓治       

 北京五輪の聖火リレーが煩いので、すっかり忘れていたことを思いだしました。
東京五輪の際の聖火のトーチを、小山の鋳物工場で作りました。内製したか外注だったかは忘れましたが、アルマイトで黒染めしました。数量の管理が煩くて、たった一個だけ残っていた筈ですがどこへ失せたか分かりません。
 さて、昨年のかおる会総会の頃には、胃がんの手術前で ご心配いただきました。
内視鏡的粘膜切除術(EMR)で11月7日に非開腹手術を受けました。医師の説明では「転移も無く、きれいに取れた」ということでしたが、半年後にと言う約束で、先日・22日に胃カメラでの検査を受け、連休明け7日に結果を聞きます。
カメラ操作が主治医でなく若い先生で、「何回もカメラを入れなおしてしまいゴメンなさい。キズは綺麗に治っておりますよ」と言う状況でしたが、主治医のコメントまでは安心できません。
前後して、3月7日に前立腺がんの後遺症たる「そけいヘルニア」左・右の手術を大病院で受けましたが、左部をやっている内に腰椎麻酔が切れて「サムライの切腹もかくや」という程の痛み、術後には排尿障害が起きるなど散々な思いをいたしました。(一部の方には既報の通り)
 しかし、元気に春を迎えることが出来て幸せな毎日です。
得意の「スカシ百合」が、家の周りの鉢やスチロールのトロ箱に30株ほど、畑に数うね分50株以上も大きくなりました。
ジャガイモは何と140株ほど植えましたので、今日・26日に「芽掻き」をしてやったり、菜類の間引き、ナスやピーマンなど苗ものの準備に忙しくしております。
タマネギも出色の出来栄えで、100株は間違いありません。
3月7日から10日まで入院している間に、かっての畑仲間が「来年80歳になるし、クルマも取り上げられたので引退する」と言って昨年6月に止めましたが、79歳のまま亡くなりました。戦争末期に若干の兵役を経験していたらしかったのですが、まさに「無常」です。
 以上、近況方々「春の便り」を差し上げました。
 季節柄、充分御自愛ください。
 草々 4月26日   

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