かおる会 会員便り
目次関連ページ

「来ましたよ 来ましたよ」”かおる会々報第64号”

平成18年年2月9日   

  かおる会事務局長
   荻野行雄様

名誉会員   武智 弘       

 昨年の夏が猛暑でしたから今年の冬も暖冬かと思っておりましたら記録的な厳冬となり、東京の我が家でも慣れぬ駐車場の雪掻きで腰が痛くなりました。
 すっかりご無沙汰をしていますが、かおる会の皆様におかれましてはお元気でご活躍の事とお喜び申し上げます。
 さて本日は「かおる会会報第64号」をお送り頂きましてまことに有難うございました。早速「来ましたよ、来ましたよ」と父の御霊やにお供えさせて頂きました。
 毎度感じる事ですがその時写真の父がにこっとするように見えるのです。初めは気のせいかと思っておりましたが、どうもそうではなく本当に微笑んでいるように見えるのです。
さぞかし父も嬉しいのだと思います。本当に有難う御座いました。心から厚く御礼申し上げます。
 父が亡くなってから早いもので来年は20年祭になります。20年も経つと記憶は風化していくものですが、最近は益々父の思い出が鮮明になって折に触れ甦って参ります。子供の頃の怖かった父、晩年子供たちが皆遠方に離れ住んで寂しそうだった父を思い出すにつけ自分の子供や孫もそんな思いをするのかな、と分からぬながら人生というものをそこはかと考える今日この頃で御座います。
 現在私は福岡工業大学の理事・評議員をやる傍ら外資系会社の技術顧問をしたり自分の技術コンサルタント事務所を持って中国・韓国・台湾などを往来して居ます。内容は鉄鋼羽材料、自動車材料の製造・加工技術に関する問題です。
 私も来月で74才になります。幾つになっても人生は苦しい事、悲しい事の連続ですが、そんな時父がよく口にしていた言葉を語録のように思い出しては自分を叱咤激励 しております。いくつになっても父に及ばず、という心境で御座います。
 先にも申し上げましたように、来年(平成19年)は父の20年祭と母の10年祭を一緒に6月頃東京で執り行おうと考えて居ります。遠路ご参加頂くのはまことに恐縮で御座いますので何卒ご放念頂きたく存じますが、スケジュールが決まりましたらご報告だけさせて頂きたいと存じて居ります。
 それでは猶寒気厳しき折から かおる会会員 皆様方の一段のご健康を心より祈念申し上げています。

敬具   

○上記お手紙は、平成18年2月14日事務局よりFAXで頂いたものです。


目次関連ページ