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先生の思い出

         第6期  谷口 啓治


武智馨先生を「語る会」でお話をしていただいた内容です。

恩師・武智馨先生の思い出

 不肖の弟子を絵に描くと、こうなります。6期の谷本啓治です。
武智馨先生について、二つほどの思い出をお話します。
一つは、躾が厳しかったことで、学帽(角帽)を机の上に置こうものなら、{チミー! 紳士たる者机の上にハットを置くなんて・・・」と叱られた。このような教えが、小生の現役中を支えていたし、五月蠅い親爺だと、私がみんなから一目置かれている所為であろう。
 先日、専修大・法学部教授のレクチャーに参加したが、質疑応答に際して、質問者が立って話すことを制して座らせていた。これなどは、武智流には与(くみ)しないやり方で現在の教育の在り方を示している、と嘆かわしく思った次第です。
 二つ目は、就職するに際して「古川電工に行ったら管野クンによろしく」(小生、???・・・鳩に豆鉄砲)と、命じられたが最初は何のことか分からず入社後に調べて分かったことだが、古河電工から戦後に分社した川崎の古河鋳造(株)と言うAL鋳物会社の創始者で、宝塚歌劇・ベルバラの初代主演者の父君・菅野友信様の事だった。先ほど、97〜98才で亡くなられたが、古河電工は戦後にジュラルミン系の廃兵器処理をしていた他に、戦中からAL鋳物に縁があり、 これらの技術指導をされる中で東北地方まで多くの知己を得られたらしい事も分かり、先生の偉大さに驚いて居ました。
本日は、おめでとう御座いました。

追伸
今日(平成15年5月31日)e-mailで下記連絡の追伸を受けました。
 所で、上記の中で述べた川崎の古河鋳造なる会社が、小生の青春の場・栃木県小山市 の古河電工鋳物工場(跡地になる予定)に移ってくる。
鋳物工場は、現在の主力製品・プラスターモールド法=自動車エンジンに搭載する過給器(ターボチャージャー)のインペラー(ガソリンをエンジンに圧縮送入する為の扇車・ファン)を中心に、ベトナムへ大移動する、と言う既定路線の話が、メールされてきました。
 これって何か因縁めいています。


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