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木子房二郎 ダイバー認定(Cカード取得)奮戦記!!

大島潜行  3日目、今日から海へ出る。装備を点検整備し、台車で海岸へ運ぶ、フル装備の重さは空気タンクを含め約30Kg弱、これを背負い砂、砂利浜、磯の岩場を昇降し、時に飛び込み5mの岸壁に取り付きハシゴをつたいながら登攀するのは、火事場の馬鹿力で,その時はなんとかやるが、1Hr潜った後なのでこたえる。
足ひれとシュノーケルだけで、6〜8mの素潜りは、海底の石を証拠に拾ってくること、潜った場所が不運にも岩盤で、岩は、拾えぬというと、探して拾えと言う。
何度も繰り返すうちに足ひれの先のしなりを感じる様になり容易に海底に到達でき垂直潜行に慣れてくるから不思議だ。
上手くいかず苦しい人は、1度に2〜3個の石をポケットにしまい、要領よく潜水回数をごまかしているのもいた知恵をつかうものだ。
フル装備の実地訓練は、次第に深くなり 15m〜18m, 4日以降は、島の裏、秋の浜を主に、海底の洞穴を潜り抜けたり、珊瑚、色とりどりの魚も観賞する余裕がでてきた。
最初のうちは、ついて行くのに必死で遅れまいと、足ひれをバタつかせ、深さが増すにつれ、水圧が鼓膜を押し激痛をともなうので、何度も耳抜きをしながら夢中でやっていた事を思うと慣れてきたもんだと思う。
5日目まで、空気切れの対応、ウエイトバランス、海底でのマスククリアーを訓練、学科試験は、80点以上が合格、実技試験もパス、夕方、慰労の野天風呂から見た夕日の美しいこと、人間に帰った気分、その夜の酒盛りは、新鮮な刺身の大舟盛りを中にして湧いた。
いよいよ明日は、最終の慣熟Divingだ!

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